ようこそ 関西生命線へ|慣れない外国で、あるいは祖国の生活で、ぶつかる壁に適応する際の手助けとなれば・・お電話ください。

「外国人を援助するためのハンドブック」

外国人を援助するためのハンドブック

目 次

第1章 国際社会の中の援助活動とは

  (1)地域国際社会への認知・・・・・・・・・・・・・・・・2
     ・日本国内の意識・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
     ・個人の意識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

  (2)国際社会への理解・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
     ・外国人の理解ー文化バターンの多様性-・・・・・・・5
     ・異文化理解一異文化理解のアプローチー・・・・・・・5
     ・異文化を学ぶこと・・・・・・・・・・・・・・・・・6
     ・言葉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
     ・はっきりしない「イエス」と「ノー」・・・・・・・・8
     ・母国語の強さ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

  (3)援助活動の意味ー由 来-・・・・・・・・・・・・・・10
     ・ソーシャル・ケースワークにおける援助関係の本質・・11
     ・援助関係を形成する7つの原則・・・・・・・・・・・14

第2章 異国生活をしている外国人の悩みとはー実例を通じて-
   (1)カルチャーショックの性質・・・・・・・・・・・・・・20
   (2)「関西生命線」の役割・・・・・・・・・・・・・・・・25
   (3)留学生
     ・日本の「留学生10万人計画」・・・・・・・・・・・・26
     ・留学生とはどういう学生か・・・・・・・・・・・・・27
     ・日本人が外国の留学生を仲間として受け入れているか・27
     ・日本人と外国人の相互理解における障壁・・・・・・・28
     ・日本が大量「留学生受け入れ」国際化するための教育課程・29
     ・母国語による異文化カウンセリングの役割・・・・・・30
     ・電話相談中での傾聴について・・・・・・・・・・・・31
     ・現場の実例から・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

  (4) 国際結婚
     ・国際結婚業者(仲介者)も国際化の中で
        ビジネスの一端を担っているか!?・・・・・・・36
     ・その背景、動機は・・・・・・・・・・・・・・・・・36
     ・国際結婚の動機は・・・・・・・・・・・・・・・・・37
     ・現場の実例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
          ドメスティック・バイオレンス(DV)のケースから

  (5)ワーキング
     ・背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45
     ・現場の実例から・・・・・・・・・・・・・・・・・・45

  (6)中国残留孤児(ニ世・三世も含め)
     ・背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
     ・中国残留孤児とは・・・・・・・・・・・・・・・・・51
     ・中国残留婦人とは・・・・・・・・・・・・・・・・・51
     ・ある帰国者の手記・・・・・・・・・・・・・・・・・52
     ・帰異二世、高校3年生・・・・・・・・・・・・・・・56
            心の叫び ~子供から両親へ~
     ・精神保健の視点から・・・・・・・・・・・・・・・・58
     ・中国帰国生徒教育の現状・・・・・・・・・・・・・・61
     ・元大阪府立高等学校教諭現場から・・・・・・・・・・64
     ・現場の実例から・・・・・・・・・・・・・・・・・・70

第3章 援助者の姿ー実例を紹介しながら-
   (1)援助者の心構え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
   (2)なぜ援助者になったのか?・・・・・・・・・・・・・・87
   (3)共に歩む者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
   (4)援助者の倫理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89

第4章 有効な援助活動の仕方・・・・・・・・・・・・・・・・・94

第5章 援助者の資質
   (1) 援助者の資質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
        ① 親近感・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
        ② 信頼感・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
        ③ 情緒的な安定・・・・・・・・・・・・・・・100
        ④ 秘密を守る・・・・・・・・・・・・・・・・100
        ⑤ 幅広く受け容れ、柔軟性を持っている人・・・100
        ⑥ 時間的、心理的余裕のある人・・・・・・・・101
        ⑦ 自分を反省できる人・・・・・・・・・・・・101

朝日新聞書評

外国語でいのちの電話を受け付けている西区のボランテアグループ「関西生命線」が、「外国人を 援助するためのハンドブック」を出版した。これまでの相談例をもとに日本で暮らす外国人が文化 や習慣の違いにどんな悩みを持っているかを紹介し、援助の仕方について解説している。

関西生命線は90年、台湾語・北京語によるいのちの電話をはじめた。代表でソシアルワーカーの 伊藤みどりさんを含め4人のボランテアが、火・木・土曜日の午前10時から午後7時まで電話相談を 受け付けている。

当初は留学生からの相談が多かったが、最近は国際結婚した外国人・日本人からの相談が3分の 1を占める。
府国際交流財団の助成を受けて発行した本では、これまで受けた延べ6千件の中から実例を挙げながら、 援助する側に必要な姿勢や、相談への具体的な対処法について解説している。

伊藤さん自身、台湾出身で日本人と国際結婚した。「私も子供のお弁当づくりにさえ悩んだ。外国人と 接する機会の多い人には是非読んでもらいたい」と話している。

◆1冊:2000円
◆問い合わせ:関西生命線代表 伊藤みどり
◆申込み:関西生命線 電話(06)6441-9595まで

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