関西生命線について
代表 伊藤みどり 経歴
台湾生まれ、育ち、1977年日本人(会社員)と結婚し、日本に来て、2女の母、1978年に日本国籍を取得、帰化しました。来日前に台湾で5年間ソーシアルワーカーとして福祉関係やいのちの電話に携わったことがありました。1990年11月日本ではじめての台湾語、北京語(母国語)による命の電話「関西生命線」を設立しました。
伊藤みどりからの挨拶
「関西生命線」はボランテア団体であり、この名称は中国語の表現でして、英語では「ライフライン」、日本語では「いのちの電話」と表現されておりまして、世界的な組織であります。33年前オーストラリアのメゾヂスト教会のアラン・ウオーカー牧師によって設立されました。私の出身地の台湾では日本より1年早く設立され、すでに26年の歴史があります。
従いまして、「生命線」という名称を使えば、台湾から来られた方々には、より分かりやすく親近感があると考えました。活動の内容は主に電話相談を中心にしております。宗教や国家体制やイデオロギーなどを越えてヒユーマニズムに立脚した活動として、日本で生活する台湾や中国の方々および中国残留孤児やその家族の方々への精神的な支援をする事を目的としています。
慣れない外国あるいは祖国の生活で、ぶつかる壁に適応す際の手助けとなればという目的であります。10年間で延べ5018件の相談ケースを受け、その活動は多くの善意あるボランテアの無償の奉仕によって支えられています。相談員の訓練や広報活動などのために経費が必要になってきます。ボランテア活動が基本である「関西生命線」もそれを支える財政的基盤も大半が市民一人一人のあるいは企業や諸団体から浄材で賄われています。一人でも多くの方に資金ボランテアとして参加して下さいますようお願い申し上げます。